コインランドリー運営のヒント

身体を動かす事とモチベーションの関係、の巻

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先日、チョコザップが本当にものすごい勢いで増えていて、もしかしたら都心で狭小のコインランドリーが淘汰されたら、その跡地もチョコザップになるのでは?なんて記事を書きましたが、そのあと知人のバレエ教師と話す機会があり、YouTubeとの相性などの話をしました。
知人によれば、YouTubeでバレエの講座をしても、視聴者は付いてこないとのこと。
理由は、「バレエは人に見られる環境でないと上達しない」からだそうです。
ヨガやピラティスは「個人で身体をメンテするためにするので、人に見られる場で披瀝する技術まで上達する必要がない」のでOKですが、バレエは上達しなければ意味がないので、どうしてもマンツーマンでやる必要があるのと、同じマンツーマンでも画像を介して教えるのとリアル教室で生身で教えるのとは全く違うので、やはりバレエは教室が必要、とのこと。
逆に言えばコロナの際にはバレエ教室は苦渋を強いられたわけですが、その際にリアルとリモートの差についていろいろ考えられたのは糧になった、と言ってました。

ふりかえってチョコザップですが、これも前の記事で書いたんですけど、チョコザップの特徴である「トレーニング機器から本格的なものを省いたことによる従来のジムにありがちな本気のマッチョ勢からの威圧がないこと」はモチベーション的にはどうなんだろう、と考えたんです。
身体を動かすだけならYouTubeを見ながら自宅で出来るけど、機器がないのでどうしても運動だけになる。そこでカジュアルな機器を揃えて、パッと出来る環境を提供する。
チョコザップ考えた人は本当に頭良いと思います。

ジムで身体を動かすという事は、身体を鍛える事ですので、マシンの利用について上達するはありません。
でも、いつか「もっといろいろなマシンを使ってみたい」という向上心が出てくると思うんです。
そう思うきっかけは、きっと他の利用者との交流みたいなのがあるような気がします。
つまり、「本気のマッチョ勢からの威圧」も必要なんじゃないか、ということ。
それがあるからドラマも生まれる、という側面もあると思います。

完全に一人でできる個室ジムでないかぎり、他の利用者とは顔を合わすハズなので、そこから「もっと・・・」という願望、つまりモチベーションが出来上がると思うんですよねー。

ですので、「本気のマッチョ勢からの威圧」の代わりに、チョコザップが年に一回開催するイベントみたいなのを開いて、そこで鍛えた身体を自慢するみたいなのをやれば、そのが利用者のモチベーションとなり、漫才のM-1なんか目じゃないくらいのコンテンツになるような気がするのですが、いかがでしょうか。
結局それが「本気のマッチョ勢」だらけになるかもしれませんが・・・

まあリアルで交流が全くないメリットと、交流のあるデメリット、というのはインターネット時代の永遠のテーマのような気もします。

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