まずはコインランドリー刑事からのお願いなんですが、コインランドリーの機械に洗濯物を入れる前に、まずドラムの中に何も入ってないことを確認してね。
ちょっとだけ手で回してみると、靴下とか100円玉とかボールペンとかライターとかギターのピックとかカギとかの忘れ物が「ヤア、コンニチハ!!」と顔を出す事があるんです。
んでもって、自分の洗濯物は必ずポケットの中を確認してね。
さて、私の友人が経営している、葛飾区柴又の寅さんの舞台が近い、ある下町にあるコインランドリーからの報告です。
終了してもなかなか引き取りに来ない方(4日間)の洗濯物を乾燥機からとりだしたそうです。
4日間もとりださないのも長いような気がしますが、オーナーによればよほど混雑しない限り、できるだけお客様が自分で取り出すのを待つ事にしているそうです。
しかし4日間も引き取りに来ないと、「コインランドリーの帰りに事故に遭って入院したのかな?」とか、「自宅で孤独死したのかな?」とか、いろいろ心配になりますね。
それにその間はそのドラムは1円も稼がないので、損失にもなりますし・・・
まあそれぞれオーナーの経営方針がありますから、その点は置いといて、とりだした後のドラムからタバコのフィルター部分と100円ライターの破片が出てきたそうです。
ということは、この100円ライターは乾燥機の中で
- 爆発
したんですね。
お客様がすでに粉々になったライターを乾燥機に入れたとはちょっと考えられないっすよね~。
タールで汚れていない、つまりまだ吸う前の状態のタバコのチャコールフィルターだけ残っている事やライターの一番ガス圧がかかって丈夫なはずのタンク部分が破損しているという状況から「タバコと100円ライターがポケットに入ったままの衣類を洗濯したものを乾燥機に入れて回してしまい、高温で爆発した」という推論が導き出されます。
故意にではなく不注意からと思いますが、
- ライターをコインランドリーに入れるのは絶対にやめて~(><)
爆発したのは、JANコードから株式会社東海の「電子ライターZAFE CR SV-1カラーガス」という製品と判明。
まさに「THE 100円ライター」ですね。
幸いにしてライター内に残っていたガスの量が少なかったのか、爆発の規模は小さかったようで火災には至らなかったのですが、それは奇跡的な偶然が重なっただけで、
- 人命や金銭の損害に関わる極めて危険な不注意です。
ちなみに、こちらも幸いな事にドラム内にキズはなく、リントフィルターも無事でした。
異様にキレイだったのでホコリが爆風でフィルターを通り抜けたのでしょうか。
おそらくはお仕事などでお疲れで、不注意からポケットをご確認しないで入れてしまった事だと思うのでお客様を責めるつもりはまったくないのですが、次回からは気をつけていただきたいです。
こちらのオーナーにドラムに入っていた100円ライターの全ての破片の画像を送ってもらえないか聞いたところ、すでにゴミ袋に捨ててしまったんだけど回収日ではなかったのでまだお店のゴミ袋にあるから探してみるとのこと。
なのでもし見つかったら、さらに詳細な続報をお送りします。
果たして、乾燥機内で爆発した100円ライターはどのように破損して、どのくらい破片が残っていたのか?
また明日。