出店の際のマーケティング調査では最小単位となる「町丁目」。
つまり、住所で言えば「東京都○○区○○町x丁目」という単位ですが、このあたりまで緻密に「どんな属性の人」が「何人住んでいるか」調べれば、出店に失敗することは少ないと思います。
で、さすがに「どんな属性の人」なのかは調査結果はないと思うのですが、「何人住んでいるか」についてはなんと住民基本台帳のデータが公表されています。
これは任意で回答する国勢調査と違い、役所にある住民票データが元となっているのでかなり正確です。
東京都のデータなので、千代田区から奥多摩町まで23区、26市、5町、8村全てのデータがそれぞれの市区町村ごとにEXCELファイルになってます。
町丁目で人口が0または1人というところはおびただしい数なのですが、ユニークなところでピックアップすると
東京駅丸の内口に面する、KITTE丸の内とか三菱一号館美術館があるエリア。
あの都心の超一等地で、縦横400メートル四方の広大なエリアに、住んでる人1人ですよ。
ある意味皇居よりも人口密度は低いです。
いったいどこに誰が住んでいるんでしょうか。
北の丸公園って武道館と千鳥ヶ淵と科学技術館しかないイメージなので、715人も住んでるの?もしかしてホームレスが住民票持ってるとか?なんて思いましたら、ちゃんと公務員宿舎がありました。
なので住所が「東京都千代田区北の丸公園」なら間違いなく公務員。
で、ハナシを戻して、町丁目別人口の最多ベスト3はこちら。
ということで、ダントツで江東区東雲1丁目の人口18,035人が東京都での町丁目別人口のトップでした。
以前書いた国勢調査で見る東京都の持ち家比率が0.01%だった江東区有明1丁目からそれほど離れてないので、やはりタワーマンションがたくさんあるというのが理由でしょうか。