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コインランドリーで起こった火災の調査書を入手する、の巻

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火事、怖いですよね。
コインランドリーでも乾燥時にガスバーナーで空気を加熱するので、火災の危険性があります。
コインランドリー刑事調べでは、2022年から2023年にかけて、東京都内ではコインランドリー店舗での火災が3軒発生し、うち一件はフロアが全焼、2件は半焼でした。
幸いな事に、全ての火災で人的被害はゼロでした。これは本当に良かった。
しかし、どうすればコインランドリーで起きる火災を防げるのでしょうか。
そこで、まずは実際にコインランドリーで起きた火災の原因について知りたくなり、調べてみることにしました。
そのために最も正確だと思われるのは、出火した店舗の当事者からインタビューするのではなく、消火に駆けつけた消防署が作成した、いわば火災のプロが客観的に、かつ冷静に作成した調査書を読む事です。
火災が起きて消防署が現場に駆けつけ、消火すると、消防署は後日、下記の4種類の文章を作成し、その文章は消火を担当した消防署が所属する地域の本署に保管されます。

  1. 火災調査書
  2. 出火原因判定書
  3. 現場見分調書
  4. 現場質問調書

これらの文章は開示請求すれば読む事が可能です。

そこで、私は大手町にある東京消防庁に行って開示請求してきたのですが、実は、東京都では、行政機関の保有する情報を情報公開制度に則って開示請求する手続きがインターネットで行えるという素晴らしいシステムがあるので、わざわざ行かなくても手続きすることができます。

東京共同電子申請・届出サービス:トップページ

最近都内で起こったコインランドリーでの火災の3件について、開示請求の手続きを取り、うち2件の調査書を入手しました。
いったいコインランドリーで起きた火災の原因は何なのか、次回はそのうちの1件に迫りたいと思います。

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