先日、「コインランドリーにあって、自宅にないもの。の巻」でお話した、「たたみ台って固定客作るのに結構重要かもよ?」は反響が大きかったので、もう少し掘り下げてみます。
いただいたメールで多かったのが、「スポーツチームやビジネスユーザーはリネン屋さんに任せるんじゃないの?」というご意見です。
つまりクリーニング屋さんとか洗濯代行屋さんですね。
確かに!この視点は全く欠けた記事でした。
そこで、実際どうなのか聞き込みしてみる事にしました。
よく行くコインランドリーで、ユニフォームを大量に洗濯される方がいまして、失礼ながら横目でユニフォームに書かれている文字を見ましたらある社会人サッカーチームでした。
そこで、恐縮しながらいろいろ聞かせていただきましたら、その会社のサッカーチームのマネージャーをされている方でした。
その方はコインランドリーに2時間ほど在店し、洗濯から乾燥、そしてたたむまでを行います。
あまりにも長時間いるので、時々使い方がわからないお客様に利用方法を聞かれたりしてます。
つまりいつも長時間滞在するお客様がいると「半有人コインランドリー」になるんですね。
さて、質問したのは「なぜリネンに出さないのですか?」ということ。
すると、「万が一の紛失や、ユニフォームのサイズデータ流出が怖いので自社で洗っている」とのこと。
たとえばプロ野球チームの読売ジャイアンツは、さすがに自社では洗いませんが、護国寺の路地裏にある本当に小さな(失礼)非チェーン店のクリーニング屋さんが親子二代に渡ってユニフォームを洗濯しています。
これは指定の洗い方をしてくれる、というのもあるでしょうが、長年培った信頼関係が何よりも重要、という事でしょうか。
また、そのマネージャーの方はこうも言いました。
「やっぱりマネージャーが一人ひとりのユニフォームを手作業で洗濯するということは、選手への愛情表現の一環となるし、チームが一体になる事にもつながるんですよ」
なるほど~。それで外部に出さないんですね。
「会社に洗濯機や乾燥機を置く場所はあるし、お金がないわけじゃないんだけどわざわざ畳むためのスペースまでは用意する気はないので、コインランドリーの広いたたみ台は助かります」
とのこと。
やっぱりたたみ台目当てで来てたのか~。
自分の考えが当たってて、なんだか答え合わせした気分でした。
その店はエアコンも良く効いてて快適だし、商圏の特長かお店の特長なのか分かりませんが圧倒的に主婦が多い店なので利用マナーも比較的良いような気がします。
こんな店が増えるといいなあ~、と思いながら帰ったのでした。
また明日。
またまた!!「たたみ台」のはなし、の巻
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