5年毎に行われる国勢調査。
その調査結果の中に、都道府県ごとの町丁目別の住宅種類のデータがあります。
東京都の場合、総務省での行政界の最小単位である町丁目の全3,182町丁目のデータがあります。
これはすごい。
国勢調査 / 令和2年国勢調査 / 小地域集計 (主な内容:基本単位区別,町丁・字別人口など) 13:東京都
出典:総務省統計局ホームページ
つまり、このデータで民営借家の率が多く、なおかつその世帯人員が少なければ、その地域には単身者が住んでいる可能性が高い、というわけです。
しかも町丁目別ですから、極めて狭い範囲で商圏を絞り込めるため、新規にコインランドリーを開店する際の商圏調査において重要な指針となります。
ですが、大変残念な事に、「結果数値が著しく小さい地域については,秘匿処理(結果数値を「x」に置き換え)を施しています。」出典:総務省統計局ホームページとのことなので、秘匿処理されていないデータの中での比率となります。
なお、比率の計算はコインランドリー刑事が行い、計算式は"持ち家に住んでいる世帯人員÷民営借家に住んでいる世帯人員×100"です。
以上を踏まえて、令和2年の国勢調査による東京都内で持ち家比率が最も低い丁目はこちら。
逆に、令和2年の国勢調査による東京都内で持ち家比率が最も高い丁目はこちら。
江東区有明1丁目は9745人が民営借家に住んでおり、持ち家に住んでいる人は1人。
多摩市桜ケ丘2丁目には持ち家に住んでいる人が1266人に対して借家に住んでいる人が2人しかいません。
先にも書きましたが、秘匿処理が施されたデータですのでこれが最高と最低というわけではないのですが、なんとなく地域の特性は掴めると思います。
実際、晴海フラッグなどに出店しているチェーン店もあるので、やはり裏付けに基づいて出店計画を練っているというのはあるのでしょう。
以上、国勢調査を見てみた、でした。