6月1日にエレクトロラックス・ジャパン株式会社が「小型業務用ランドリーのコイン式モデル、"myPROzip(マイプロジップ)"を、ホテルやシェアハウスなど、宿泊・滞在施設内のランドリールームへの展開をスタート 」と発表。
「コインランドリー刑事なんですが、新型を見たいなり~」と申し込んだところ信じられないことに「いいですよー」と言ってもらったので、いそいそと芝公園にあるエレクトロラックス・ジャパンまで行ってきたのであります。
ありがとうございます、エレクトロラックス・ジャパン様!!!
知らなかったのですが、エレクトロラックス・ジャパンのプロフェッショナル事業部がある芝公園のオフィスには、ショールームが常設されていて、エレクトロラックスの誇る高性能の掃除機や調理家電、そしてお目当てのランドリーシステムも展示されています。
左が今日説明を受けるエレクトロラックスのコイン式小型ランドリーシステム「myPROzip(マイプロジップ)」。
下が洗濯機、上が乾燥機です。
右はコインメカのない「myPRO(マイプロ)」という製品で、高温除菌洗浄でプロ級の洗浄力を持つ小型ランドリーシステム。
つまり、zipがついてる方がコイン式、zipがついていない方がコインメカなし。
どちらもターゲットは独身者向けマンション、社員寮、学生寮、ビジネスホテル、病院、老人介護施設、シェアハウスなど。
つまり「施設内ランドリー」(インドアランドリー)です。
となりの「myPROzip」は防水パンに乗っているため高さが異なっていますが、どちらも同じ寸法と容量だそうです。
個人のブログでは日本初公開、かな?
こちらがエレクトロラックスの小型ランドリーシステム「myPROzip(マイプロジップ)」8kg洗濯機WE170VPです。
トップと全面パネルはステンレススチール製。
スウェーデン本社の開発チームによるデザインは、ダークな印象のカラーリングと相まって落ち着いた雰囲気。
寸法は幅597mm、奥行き624mm、高さ850mmとかなりコンパクトなのに洗濯容量8kgという、十分な洗濯容量を確保しているところがポイントです。
重量は80.5kg、電源は単相200Vです。
脱水スピードは1400rpmですから、いわゆる「ハイスピン」の部類に入ります。
防水パンの寸法を聞いてくるのを忘れましたが、なんとなくマンションに置ける寸法なんじゃないかな?と思ってしまうくらいコンパクト。
そしてこちらがエレクトロラックスのコイン式小型ランドリーシステム「マイプロジップ8kg乾燥機TE1120P」です。
このサイズで8kgの乾燥容量はすごいですね。
熱源は電気ヒーターなのでガス工事は不要。
寸法は幅596mm、奥行き625mm、高さ850mm、重量は44kg。
こちらも電源はポビュラーな単相200Vなので、ターゲットの施設内ランドリーとしては導入が容易なのがうれしいところ。
200Vのハイパワーなので、電気式乾燥機に多い家庭用100Vと比較すると乾燥時間の短縮が期待できます。
メーカーでは乾燥時間を「平均75分」と謳っていますので、かなりスピーディ。
ちなみに展示されている状態のように、下が洗濯機、上が乾燥機と積み重ねる場合は別売りのスタックキットが必要となります。
倒れたら危ないですからね・・・
コインメカは洗濯機、乾燥機共に横付けとなります。サイズについてはお問い合わせください、とのこと。
洗濯機の操作スイッチ部分。
ユニークなのが、まず最初に電源ボタンを押してパワーオンにする事。
待機中の消費電力がセーブ出来ていいですね。
洗濯物を入れてコースを選び、お金を入れてスタートボタンを押せば洗濯が開始されます。
それぞれのスイッチエリアごとに色分けがされていて、わかりやすくなってます。
右下に注意と仕様が書かれたラベルが貼付されています。
その下の引き出しは開くのですが、中は何も入ってませんでした。
マイプロジップ乾燥機TE1120Pのコーションラベルも、機器の右下に貼付されています。
カタログには載ってませんでしたが、50Hzでの消費電力は2250W。
電気式乾燥機にしては省エネな部類に入ります。
もちろん60Hzモデルもあります。
エレクトロラックスの小型ランドリーシステム「myPROzip(マイプロジップ)」の魅力は、なんといっても一般家庭用ランドリーの耐久性の3倍を前提として設計されていること。
つまり丈夫で長持ちするんです。
一般家庭用ランドリーは2500回の耐用サイクルなんだそうですが、マイプロジップは7500回。
でも、メーカー希望小売価格は洗濯機が250,000円、乾燥機が240,000円(税抜き)ですから、3倍長持ちすると思えばオトクですよね。
その丈夫で長持ちを実感できるのが、ドアを開けた時。
「カッチリ感」がハンパないです。
具体的に言えば、グラグラするところが全くありません。
ドアのヒンジ部分も分厚い金属で、いかにも頑丈そう。
たぶんこういうところにコストをかけているんだろうなあ。
ちなみにYouTubeで工場で組み立てているところが見れるそうです。
Electrolux Professional Laundry — Factory Tour (Ljungby, Sweden)
マイプロジップ脱水洗濯機WE170VPのドラム内はこんな感じ。
別部品の羽根がユニークですね。
おそらくですが、羽根がすり減ってきたらこの部分だけ後から交換できるように考えてるのかもしれません。
なんといっても耐用サイクルが3倍ですからね。
今度は乾燥機。
マイプロジップ乾燥機TE1120Pは、排気方式に「コンデンサー方式(ノンダクト式)」を採用しています。
ドラム下にあるドアを開けて・・・
ロックを解除して・・
さらにもうひとつのドアを開けると・・・
マイプロジップ乾燥機TE1120Pのコンデンサー部分が現れます。
これは何かというと、ドラム内で発生した水分を含む温風を液化するところ。
この装置のおかげで、マイプロジップ乾燥機TE1120Pは設置のためにダクト工事が必要ありませんし、機器周辺の温度上昇も少ないので、設置空間が快適に保たれるのもポイント。
液化された水はドラム上にあるタンクに貯水されます。
マイプロジップ洗濯機WE170VPの洗剤・柔軟剤投入部。
もちろんこちらを閉鎖して、洗剤・柔軟剤自動投入仕様にするためのキットも用意されています。
エレクトロラックスの小型ランドリーシステム「myPROzip(マイプロジップ)」乾燥機TE1120Pのリントフィルターは、ドア開口部の下にあります。
リントフィルターはもちろん別売りでも用意されているので、スペアを準備しておくと毎日のメンテナンスがはかどりますね。
いかがでしたか、早足でしたがエレクトロラックスの小型コイン式ランドリーシステム「myPROzip(マイプロジップ)」のご紹介でした。
ポイントをまとめると、
- 優れたデザイン性
- 単相200Vのハイパワーで乾燥時間の短縮
- 一般家庭用に比べて3倍の耐久性
となります。
コインランドリー刑事的には、洗濯機と乾燥機両方買っても50万円でお釣りが来るコストパフォーマンスもポイントだなあ。
というわけで、超おすすめなエレクトロラックスの新型コインランドリーでした。
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【製品情報】コインランドリー向けおしゃれな小型洗濯機・乾燥機「myPROzip」|エレクトロラックス・プロフェッショナル・ジャパン株式会社