こんにちは、コインランドリー刑事です。
主に東京都内のコインランドリー位置情報データベースサイト「コインランドリー刑事」をやってます。
でもプログ的な物を書いてないのに最近気づきまして、明日電気代を払わないと止められちゃうんですが記事を書いてます。
さて、「日本で初めてのコインランドリーはどこなの!?ねえどこなの、教えなさいよ!!」とよく言われます。
日本で初めてのコインランドリーがどこなのか、それを知ったところで何も得はないと思うのですが、このブログのテーマは「コインランドリーのムダ知識をつけてコインランドリーに行く楽しみを知ってもらう」なので、これはなかなかおもしろい話題だと思います。
なお、本当に諸説あるため、あくまでも「コインランドリー刑事の説」ということでご容赦いただきたいと思います。
「東京ビデオ社」(東京都品川区)は東急大井町線の荏原駅ちかくのごく普通のコインランドリーですが、「コインランドリーの歴史」(発行・全国コインランドリー連合会)によればこのコインランドリーは東京で初めてのコインランドリーだそうで、1971年(昭和46年)にサンヨーがコイン式洗濯機第一号を新発売した時にコインランドリーをオープンしたそうです。
詳しくは省きますが、コインランドリーのような形態の店舗は東京から始まったのは間違いないので、都内で初めてということは日本初と言ってもいいのではないでしょうか。
ただ、この店舗はまだ「コインランドリー」という言葉は使ってなかったようです。
爆発的にコインランドリーが増え、「第一次コインランドリーブーム」となった要因のひとつに、中庭を潰してコインランドリーを設置する銭湯が急増したことが挙げられますが、「コインランドリーの歴史」(発行・全国コインランドリー連合会)によればそのスタイルのさきがけが「小杉湯」(東京都杉並区)だとしています。
小杉湯がコインランドリーを設置したのは1976年(昭和46年)とされていますので、東京ビデオ社と同じ時期ですね。
脱衣所に置いていた洗濯機を銭湯の営業時間外にも使えるようにしたのがきっかけですが、1976年(昭和51年)には当時あった都内2,400軒の銭湯のうち4分の1の600軒が新しくコインランドリーを設置したそうです。
私がコインランドリー調査を開始した2002年頃にはコインランドリー店舗が併設されてない銭湯は感覚的にですが1割以下でしたから、その後も銭湯にコインランドリーを設置する動きは止まらなかったようです。
その翌年、1972年(昭和47年)に日本で初めて「コインランドリー」の名称でオープンしたのが「三協コインランドリーシャワー平和島店」(東京都大田区)です。
京浜急行本線平和島駅ちかく、平和島駅商店会の中にあります。
株式会社三協電商(東京都大田区)のウェブサイト(現在は404 Not Found)には
とあります。
つまり、コインランドリーのような業態での日本初は品川区の「東京ビデオ社」、銭湯脇コインランドリーのさきがけとなりコインランドリーブームを起こし、現在のコインランドリーの礎を築いたのが「小杉湯」、「コインランドリー」という名称での日本初は大田区の「三協コインランドリーシャワー平和島店」というわけですね。
いかがでしたでしょうか、「コインランドリーはじめて物語」。
モーグタン!!
さて、他にももっと古くからやっているコインランドリーがないか、探しに街をさまよってきます。
ではまた明日。