エスワイシー株式会社(東京都墨田区)から販売されている「newクリアーパック」、第二回です。
「newクリアーパック」には高性能濃縮無りん洗剤と色柄もの用酸素系漂白剤の2種類があります。
前回は洗剤の最も容量が多い「newクリアーパック36」を取り上げましたが、今回は容量が少ないバージョンの「newクリアーパック20」と、漂白剤の「newクリアーパック15」です。
商品名はどちらも「newクリアーパック」だけど後ろの数字で中身が違うところは、BMWやアウディなどの欧州車っぽいネーミングの法則ですね。
あとマツダ車も海外だとデミオが「マツダ2」とかアクセラが「マツダ3」とか呼ばれてますね。
外人はマスコットネームが好きじゃないのかなあ。
でも台風には名前付けますよね、うーん分からないなあ。
入手価格は洗剤の「newクリアーパック20」が30円、漂白剤の「newクリアーパック15」も30円でした。
パッケージを見てみましょう。カラーリングはnewクリアーパック20がブルーとレッドの2色刷り、newクリアーパック15がエメラルドグリーンとレッドの2色刷り。
側面は「newクリアーパック20」の左「少量で強力パワー!!」、右は「除菌剤配合!!」、「newクリアーパック15」はどちらの側面も「衣類の漂白と除菌に!!」と印刷されています。
中を取り出してみると、箱のカラーリングと同じ色の文字で「new type CLEAR PACK」と印刷された薄いビニール袋に粉が入っています。
ここで新しい事が分かりました。「newクリアーパック」のnewは「new type」のnewだったのです。
ニュータイプ。Google翻訳すると新しいタイプ。
あまりに昔から「newクリアーパック」だったので、てっきり「けんちゃんラーメン新発売」の仲間だと思っていましたが、やはり新製品の意味だったのです。
もしも箱を捨ててしまい、中身だけになっても安心です。
なぜなら、色で洗剤か漂白剤かが区別できるからです。
青の文字で「new type CLEAR PACK」と印刷されていれば、洗剤。
緑の文字で「new type CLEAR PACK」と印刷されていれば、漂白剤。
さらに、紫の文字で「new type CLEAR PACK」と印刷されていれば、それは前回取り上げた「newクリアーパック36」です。
もう覚えましたね?
これであなたのコインランドリーのムダ知識が一つ、増えました。
おめでとうございます。
洗剤・「newクリアーパック20」の箱の裏に書いてある正味量は18グラム。
実際に計ってみると20.3グラムなので、だいぶ多い事が分かりました。
推奨している使用量は「水60リットルに対して18g(1袋)」と書いてあります。
「newクリアーパック36」(33g入り)には「水60リットルに対して33g(1袋)」と書いてありますから、結構アバウトですね(笑)
一方、漂白剤の「newクリアーパック15」は15.4グラム。
箱に書いてある正味量は15グラムですから、こちらはきっちり正確な量です。
使用量は「35リットルの水に15g」です。
どちらの箱にも「標準容量4.0kg」と書いてますから、「newクリアーパック20」の標準使用量の印刷がケアレスミスなんでしょうね。
ところで、エスワイシー株式会社の洗剤類は、だいたいこの4種類のラインナップで販売されているのが普通です。
洗剤の「newクリアーパック36」と「newクリアーパック20」、漂白剤の「newクリアーパック15」、そして次回取り上げる柔軟剤の「Dry Soft」。
ですから、「newクリアーパックシリーズ」はてっきり3種類しかない、と思っていたのです。
しかし、過去に撮影した画像を点検していたら・・・
これは雑司が谷に1979年からある老舗の「コインランドリーアカリ」(東京都豊島区)さんの自動販売機なのですが、さすが年季が入ってますね。
でも直射日光が当たらないのか、貼ってある紙も含めて状態はとても良いです。
白のボディの漂白剤販売機に貼ってある紙から、「クリアーパック15」が玉の肌石鹸株式会社製であることが分かります。
そして、そのとなりの青のボディの自販機に貼ってある「new typeクリアーパックシリーズ」の案内には、衝撃の事実が!!
なんと、「クリアーパック15」の兄貴分、「クリアーパック25」が存在することが判明。
見た事ないんですが、まだこの世に存在する商品なのでしょうか。
ああ、見てみたい!
ということで、まだ見ぬ「クリアーパック25」を求めて正月の街をさまようデカなのでした。