世間を騒がせる事件や事故を起こした企業やお店のGoogleマップ上でのクチコミを見ると、その事件や事故を起こしてしまうに至ると判断するのに十分な営業実態があると告発している方が少なくありません。
実名での告発なら勇気がいる事と思いますが、Googleマップのクチコミは見かけ上では身元を隠して投稿できるため、気軽に自身が被った被害を書くことができます。
「見かけ上」と書きましたが、たとえ公衆無線LANとVPNを使っても、日本国内からの書き込みなら警察が本気になって調べれば発信源が分かるため、まったくの匿名、完全に「黒いカラス」で投稿することは不可能だと思います。
しかし、もし身元が判明しても、Googleマップ上でのクチコミは不特定多数を相手にする商売が多いですから、公益性があると判断される事が多く、よほど事実無根の事を書き込まない限りは裁判所に誹謗中傷だと認定される事はありません。
まあ言ってみれば、企業やお店側としてはGoogleマップ上での悪いクチコミは削除も不可能で、発信者開示請求して裁判しても活見込みは薄いで泣き寝入りするしかなく、出来ることと言えば反論や謝罪の返事を書くのが関の山です。
そんな書かれ損の低評価クチコミですが、書いた人間が利害関係や自己保身を完全に無視して書いているので、そのぶん真実性は高く、なので低評価のクチコミが多い企業やお店が後日大事件を起こすのも理にかなっている、と言えるでしょう。
また、そういった企業やお店側がなんらかの手段で架空の高評価のクチコミを増やすというおかしな方向に向かうための技術を身に着けても、他のクチコミとの落差の激しさから非常にウソくさくなってしまい、逆に信用を失ってしまう事態になっているようです。
書かれてしまった事は仕方ないと諦めて、そこを直して良い方向に向かう努力をするよう前向きに考えるのはとても大変な事だと思いますし、時間もかかる事なのですが、感情にまかせて書かれたクチコミ以外は受け入れて素直に申し訳なかったなあと思う度量がなければ、そもそも商売に向いてないような気もしますので、日々がんばろうと思います。
まあ頑張ってたらなんか良いこと起きるよねー。
そう思いたい。
話は変わりますが、車のCMで井上陽水の「東へ西へ」が流れてて、バブル時の栄養ドリンクでも使われてたのを思い出してとても懐かしくなりました。
ガンバレ みんなガンバレ 黒いカラスは 東へ西へ・・・