トップロード機では洗剤やソフターが自動投入されるのはまだ一般的ではありません。
ですのでこんな商品がコインランドリー店内の自販機で販売されています。
コインランドリー用液体ソフター、ゲンブリンス15(3倍濃縮タイプ)です。
この商品はゲンブ株式会社(大阪市)の製品ですが、アクアのコインランドリー機器カタログにも掲載されていて、「機器にあわせて開発した専用洗剤とソフターをお勧めします。」とあります。
いわゆる「斡旋品」というものですね。
パッケージはおなじみの高さ7センチ、幅5センチ、厚さ2センチ。
マゼンタと黒の2色刷り、正面にはバラのイラストが描かれています。
バラと言えば「サンヨー・バラ・チェーン」を連想します。
側面には「化学繊維にもよく効く新防電・柔軟仕上剤」、「肌ざわりよい仕上がりゲンブリンス15」と印刷されています。
正味量は15グラム。成分は陽イオン系界面活性剤。
標準使用量は「衣類6kgに対し15g」です。
箱を開けると透明なビニールの中に入っている液体のリンス剤が畳まれた状態で出てきます。
伸ばしてみると半透明の液体リンス剤が縦長のビニール袋に注入されているのがわかります。
「3倍濃縮」だけあって、ちょっとドロッとした感じです。
これは効きそうですね。
さて、洗剤は最初から入れればいいのですが、ではソフターはどのタイミングで入れれば良いのでしょうか。
話はそれますが、コインランドリーではだいたい「ソフター」「ソフナー」「柔軟剤」の3つの呼び方がされています。
アクアの場合、給水量が毎分20リットルで排水に問題がなければ5kg機が31分、7kg機が34分の運転時間とされています。
初期設定では洗い1回、すすぎ2回なのですが、ソフターを入れるタイミングは2回目のすすぎのための給水が始まるとランプが点滅するので、その時に入れます。
詳しく解説しましょう。
例として最も普及している(コインランドリー刑事調べ)アクアのトップロード機「MCW-C70」で初期設定の「シャワーすすぎ、ためすすぎ」の場合の各工程所要時間と残り時間の相関関係は以下となっています。
- 洗濯物を入れる
- コインを入れて洗濯開始
- 給水3分、残り時間34分
- 洗い8分、残り時間31分
- 排水2分、残り時間23分
- 脱水4分、残り時間19分
- シャワーすすぎ1分、残り時間18分
- 脱水3分、残り時間15分
- 給水2分、残り時間13分(ソフト剤投入ランプ点滅中)
- ためすすぎ3分、残り時間11分(ソフト剤投入ランプ点滅中)
- 排水1分、残り時間8分
- 脱水7分、洗濯終了
- 洗濯物を取り出す
このうち、工程9と10で残り時間が13分から11分の間だけ、コントロール部左の「ソフト剤投入ランプ」が点滅しますので、「ふたロック解除(一時停止)ボタン」を押して運転を停めてふたを開け、洗濯槽にソフターを入れればOkです。
今日もあなたのコインランドリーのムダ知識が一つ、増えました。
おめでとうございます。
それではこれから、コインランドリーを求めてさまよってきます。
また明日。