昨日に続いて第8回コインランドリー店アワード受賞店のご紹介です。
今日はUI・UX部門賞。
このUI・UX部門賞とは、ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス部門賞のことで、ユーザーにとって使いやすい店舗であり、質の高いサービスを提供するコインランドリー店舗に授与されます。
受賞店は、東京・渋谷区に本社を置く株式会社OKULABの直営店が2023年5月28日(日)に北海道斜里郡小清水町元町2-1-1にオープンした、「Baluko Laundry Place小清水町ワタシノ」です。
ちなみにこのBaluko Laundry Place(バルコランドリープレイス)、全国で222店舗、都内で99店舗(コインランドリー刑事調べ)もある、今最も店舗数を伸ばしているチェーン店。
「こしみずちょう」と発音するこの町、もちろん私は知りませんでした。さっそく北海道斜里郡小清水町元町2-1-1をマピオンで見てみると、まず目を引くのが町の中心から中斜里へと、オホーツク海へ向かって果てしなく真っ直ぐ伸びる、国道334号線。
その直線部分は、なんと18Km。
東京でも環七高円寺陸橋から多摩川近く世田谷区喜多見まで約10Kmの通称「荒玉水道道路」という直線道路がありますが、完全に真っ直ぐ走れるわけではなく、途中あちこちで寸断されていますが、こちらは正真正銘の真っ直ぐ道路。さすが北海道と言わざるを得ません。
18Kmも直線だと、あの視力検査の時の気球の写真みたいな感じなのかなあ。
ちなみに世界記録だとサウジアラビアの国道10号線で、直線距離は240Kmのギネス記録(Longest straight road)。この道を題材とした映画「route 10」もあるらしいです。
斜里郡小清水町は、人口が5.000人の町。東京だと人口対コインランドリーの店舗数の平均が、5,000人対1軒です。面積は287平方キロですから、東京で言えば人口は奥多摩町、面積は山手線内の面積に中野区、杉並区、江東区、足立区、江東区、葛飾区をたした面積とほぼ一緒。
この小清水町に2023年5月28日にオープンしたのが、小清水町防災拠点型複合新庁舎「ワタシノ」。
フェーズフリーという言葉が出てきまして、私は知らなかったのですが、一般社団法人フェーズフリー協会によりますと「身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立つようにデザインしようという考え方」だそうです。
とのことで、このランドリー部分が、今回UI・UX部門賞を受賞したBaluko Laundry Place小清水町ワタシノです。
店内を見てみると、バルコらしいシンプルな清潔感のある内装。マシンはアクア製がメイン。従来の機能別に赤・青・黄色のカラーではなく、シルバーで統一されたモノトーンコーディネーションがおしゃれです。
アクア製機器が並ぶ中、一台だけエレクトロラックスの洗濯専用機。この店舗では泥汚れ専用洗濯機として置いています。この機種の特徴は脱水スピン速度をオーナーが独自にプログラムできる点とドラムホール(ドラム内に無数に開いている穴)の大きさが通常と違う点で、おそらくその特徴を活かしていると思われます。
小清水町は農業が盛んな町だそうで、
とのことなので、泥汚れ専用洗濯機が設置されているのも納得です。
さらに、アウトドア総合メーカー、株式会社モンベルと共同開発したモンベル撥水コース付き洗濯乾燥機。このコースでは
とのことで、この小清水町ワタシノ店の他、Baluko Laundry Place代々木上原でも利用可能です。
ということで、授賞式に出席した株式会社OKULABのマーケティングシニアマネージャー麗句二美さんいわく、オープン日には町民の5人に一人、1,000人が押し寄せたと語るBaluko Laundry Place 小清水町ワタシノ。まさにユーザーにとって使いやすい店舗であり、質の高いサービスを提供するコインランドリー店舗としてふさわしいと、つくづく思った次第です。
本当におめでとうございます。