コインランドリー雑学

都内で民泊清掃のリネン類「乾燥機」利用需要が激増中の巻

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コインランドリー刑事は、ホットライン「090-3508-1866」をご用意してタレコミ情報を24時間お待ちしております。
24時間対応なのですが、できれば深夜は寝てるので遠慮してちょ。
それで、いろんな方から情報をいただけてありがたいのですが、どうも最近は都内観光地の民泊清掃をやっている方のコインランドリー利用が急増しているみたいなんです。
お話を聞くと、民泊が多い場所は

  • 新宿
  • 原宿
  • 赤坂
  • 六本木
  • 銀座
  • 築地
  • 台場
  • 浅草、スカイツリー
  • 大田区全域

つまり都内の観光地ですよね。
民泊清掃で洗うリネン類は、

  • シーツ
  • ふとんカバー
  • まくらカバー
  • タオル類

だそうです。
ちなみに宿泊者用のスリープウェアは用意している民泊はないそうです。
民泊は普通の分譲マンションを利用しているので、洗濯機は各部屋にあります。
リネン類は2組用意していて、清掃する方はストックしてある清潔なシーツなどに交換したら、使用後のものを部屋にある洗濯機で洗濯をして脱水まで終わったものをコインランドリーに持っていって乾燥し、また各部屋に戻して終了。
だからコインランドリーで利用するのは乾燥機だけだそうです。

都内の人気観光地なので、とてもじゃないですが民泊清掃の方が自動車で移動するのは無理。
民泊清掃の方が宿泊施設からコインランドリーまで洗濯物を持っていく移動手段は「徒歩」。
そのため一度にコインランドリーに持って行くリネン類は多くても2部屋分で、管理がしやすいので一部屋分ずつを一台の乾燥機に入れるそうです。

羽田には近いですが、どちらかといえば観光地とはいえない大田区に民泊が多いのは、国家戦略特区に指定されている東京圏(東京都、神奈川県、千葉市、成田市)の中で平成25年12月に法が制定された「国家戦略特別区域法に基づく旅館業法の特例」、いわゆる「特区民泊」を大田区が区として取り組み、この制度を活用しているためです。

「旅館業法の特例について」(首相官邸)
「旅館業法の特例について」(首相官邸)

「旅館業法の特例について」(首相官邸)

気のせいかもしれませんが、大田区は元々コインランドリーが多いんですけど、最近さらに新規OPENにターボがかかっている気もします。
てっきり、大規模マンションが開発されたところにコインランドリーの新規OPENラッシュが続く、とばかり思っていたのですが、江東区(豊洲)や品川区や町田市など新築分譲マンションが多かったエリアも、2017年の新規OPENコインランドリーは江東区8軒、品川区4軒、町田市3軒とそれほどでもないんですよね。

民泊が多い都内人気観光地エリアで見ると、新宿区10軒、原宿の渋谷区3軒、六本木・銀座・築地・台場の中央区3軒、浅草の台東区5軒、スカイツリーの墨田区10軒、大田区14軒です。
こうしてみると渋谷区や中央区、台東区は民泊が多い割には2017年の新規開店が少ない、と言えそうです。

まあ民泊は必ずしも外国人が宿泊するというわけではないので、為替などが影響して数が安定しないインバウンドとは分けて考えたほうがいいかもしれませんが、民泊清掃の需要目当てでコインランドリーを作るのも危険かなあ。
でも都内の観光地に新規出店を考えている方は、商圏リサーチで民泊が歩いて行ける距離にあると分かったら「乾燥機のドラム数を最初の予定より多くしようかな」、というチョイスも頭の片隅に置いてても良いかもしれません。
民泊清掃の方だけでなく、民泊に宿泊する方自身もコインランドリーを利用するかもしれないですし。
今日の記事は法的にグレーゾーンもあるので、できれば書きたくなかったんですが、コインランドリーオーナーの方に少しでもヒントになれば、と思い公開しました。
また明日。
※民泊清掃の方がクリーニング士の資格を取得しているかどうかは本記事では関知しないものとします。

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